3巻から面白くなる漫画と1巻から面白くなる漫画

漫画を読むのが好きだ。活字は最近読めなくなった、精神と体調による。
アニメが1話で切られず、「まず新しいアニメは3話まで見て」と言われる最近で、それを漫画にあてはめるとどうなのかな?と思った。
「この漫画は3巻から面白くなるから、3巻まで買って読んで」と言われたら、それは3巻まで買って読むだろう。
だけどそういう道先案内人としての人がいないと1巻を読んで「なんだこれつまんねーじゃん」と思われた漫画は切り捨てられてしまう。
3巻からヒットする漫画などが売れるのは「この漫画はこの先面白くなる傾向がちょっとでもあるかも・・・」とぼんやり思った人や、その作品の作者などが元々好きな人だけじゃないのか、と考えた。
そうして考えてみると、漫画はアニメより土俵が高いのだろうか。でもおんなじフィールドで考える事自体が間違いなのかもしれない。
1巻から面白いマンガというのは多分世の中に腐るあるのだろうけど、私はなかなかそれに辿りつけない。パッと見て買って「うおおお!これ面白い」とテンションが上がった作品は最近だと聲の形(あれも発売前に読み切りあったけどな〜)と、惑星のさみだれだった。惑星のさみだれの1巻の衝撃はすごかった。ビリビリと中2神経を刺激され、次の巻が読みたたすぎて本屋に走った。
3話まで見てヒットしたアニメといえば、まどマギだなと思った。なんとなく1話を視聴して、まどかや魔法少女描写が好きなので見ていた。(あと虚淵ファンだったりした)
1話を見て「これはヒットする!」と言えた人はすごいと思う。見ていた人は多いのだろうけど、実際話題に出始めたのはマミさんがマミられたあたりからだった。
京アニ氷菓はその点優秀だったと思う。万人受けする作品ではないけど、「これは、くるな」とツボに来た人は手をグッと握ったはず。

話を戻す。
例えば最近おもしろくなってきたよ!と言われた漫画が出てきて、16巻くらいで、それを読もうと思う人は・・・いるなぁ〜。私は読んじゃうなあ。
でもそういうのって、「へー、面白くなってきたんだな〜読みたいな」と思ってるうちにアニメ化され、アニメで消化してしまう場合が最近は多い。
ニセコイの原作は面白いなぁと思った。シャフト大好きなのでアニメも好きだなぁと思う。
文をかいてて思ったけど、アニメのスパンと漫画のスパンは違うので、1巻がつまらなくてもいいのかもしれないなと思った。
最初からずっと面白い作品もあれば、ずっとつまらないでもツボは掴んでいるという作品もある。
うーん。難しい。
話を変えて、最近一番最終巻が面白くて、スッキリし、気持ちがよく、伏線を回収出来たのは鋼の錬金術師だと思う。
胸が震えた。いろんな人に読んでほしいと思ったし、この作品を好きでよかったと思った。
自分がすきな漫画の中ではヨルムンガンド百舌谷さん逆上する、があげられる。
逆に放浪息子は残念だった。風呂敷を広げすぎちゃったのかなあとか、いろいろ考えた。でも志村貴子さんは大好きだ。
3巻から面白くなる漫画と1巻から面白い漫画、違うがうまく考えられなかった。だたどっちも有ってもいいし、どっちも好きだという事だ。ドリフターズの新刊、早く出ないかな。