春と修羅

ずっと寝込んでいた。
春は普通でも調子が悪い。友達は「春だと桜が咲いてわくわくする」と言っていた、素敵な考えだと思って私もそう思おう、と思ったけど無理だった。
桜は散るし、散る時は辛いから最初から咲いてほしくない。
「春だとみんなが浮かれていて、私だけよりいっそうみんなに取り残される気がして寂しいんです、よくわからないけど体調も崩すし。」と言っても全然人は「?そうなのか〜」とわかってくれない。
頑張ってもなんだか意味がないんじゃないかとすら思える。
こういう時は何を考えてもダメだ、何をしてもダメだ、ただナーバスになるだけ。
楽しいことは?と考えても一向に浮かばない。

この間病院に言った時に減薬をした。自らの申し出ではなく、先生から「減薬しましょう」という事だったので、した。
実に6〜7年ぶりの減薬だ。これはすごく大きい事なのだが、やはり周りに言ってもわかってもらえない事が多い。
薬は最初は慣れるのが大変だった。当時中学生だったこともあり、薬の負担が大きく、薬の副作用でどうしても学校がいけない日ばかり続いてしまった。
でもそれも親も周りの人もきっとわかってくれないのだと思った、やはりわかってもらえなかった。がんばって学校に行っていたら先生には「もう学校に来ないでくれ」と言われてしまった。
「頑張る」ことってなんだろうって思う。もう意味がないんじゃないかと思う。

今読み返すと「わかってもらえない他人のせいだ」という文章になってしまった。普段はそう書かないし、そうは思いたくないと思っているけどどうしてもまいってしまっていて、うまく人にこういう事を言えないのでここに書いている。

なんだかすごく疲れてしまった。「がんばろう」と思うし、その分焦る。