変わっていく事も変わっていく物を見ていくのは嫌いじゃない。
はみだしそうな日常に、せかせかと生きる毎日に立ちすくむ暇もなく、悲しみは突然やってきて、すぐ終わる。
希望はある。希望というのはすごく楽ちんな物だ、そしてすぐなくなってしまう。「ああ、これで生きていける」なんて瞬間、人生何回もある。その度にその希望は薄くなって、また日常の繰り返し。

絶望に浸っていたほうが私は楽なんだ。だけどそういうのも、もう面倒だし。
人にやさしくするのはきっと優しくしてほしいからだし、
人を好きになるのは好きになってほしいからだし、
こんなにわかりやすいのに、人間って。

「まだ20じゃん、何にでもなれるよ」と言われた時、風立ちぬを思い出した。
私はどういう10年を過ごすのだろう。
別に何者にもなれなくたっていい、そう思うけど
心に何かつっかかる。
別に私は普通の人間だけど
周りにたくさんすごい人がいるから、勘違いしちゃうんですよ。

何になろうかな。
何になれるかなー